小動物による火災に注意 =小動物の侵入を防ごう=
八女消防本部管内において、ビニールハウスに設置されている制御盤から出火し、ビニールハウスが燃える火災が発生しました。
火災原因調査を実施した結果、機械の故障によるものでなく、小動物「ヤモリ」が原因である可能性があるためお知らせいたします。
☆ なぜ「ヤモリ」が原因で出火するのか? ☆
寒くなる季節は、電気機器の基盤部分は温かく収納箱等の内部に設置されているため、夜行性のヤモリにとっては格好の隠れ場所です。ヤモリは、体の75%が水分でできており、驚くと水分を出す性質を持つそうです。基盤部分にも電気は流れているため、ヤモリを介し電気が流れる回路ができ、ショートが起き出火するという現象が発生します。また、その場所で生活をしているため、基板上で糞尿をすることでトラッキング現象が発生し出火することも考えられます。
意外と多い小動物による停電や故障
ヤモリ以外にも、ゴキブリやネズミ、ヘビといった小動物でも火災に至らなくても事故は発生しています。ちなみに沖縄県ではヤモリの発生が多く、エアコンの室外機にヤモリが侵入して故障することが多いといわれています。そのため、沖縄県では、ヤモリの侵入を防ぐカバーを設置する「ヤモリガード」仕様のものが多いそうです。
出火防止対策
・屋外にある電気機器(エアコンの室外機等)は、こまめに掃除をし、小動物が侵入する穴などを塞ぎましょう‼