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2023
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03
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予防技術資格者章交付式を実施しました

 八女消防本部では、「予防技術資格者章」を作成し、予防技術資格認定者に対して予防技術資格者章を交付しました。

 予防技術資格者とは、消防用設備等の性能規定化、違反処置の推進、危険物規制業務の増加、防火対象物点検報告制度の導入などにより、より専門家・高度化が図られており、それらの負託に応えるべき予防業務の専門家としての資格制度が創設されたもので、消防力の整備指針(平成12年消防庁告示第1号)第34条第3項により、消防本部及び消防署において、予防業務を担当する係又は係に相当する組織には、資格を有する予防技術資格者を1人以上配置するよう定められています。

 予防技術資格者の資格については、予防業務での従事経験及び予防技術検定合格等の要件を満たした者で、消防長により認定された者が予防技術資格者となります。予防技術資格者の区分は業務を行う上で要する知識及び技術は異なるため、以下の3つに区分されます。

 【防火査察専門員】【消防用設備等専門員】【危険物専門員】

 今回交付する予防技術資格者章については、1~2区分の資格を有する者に銀色の資格者章を、3区分すべての資格を有する者に金色の資格者証を交付しました。

 現在、当消防本部では、管理職(階級:消防司令以上)を除く職員104名のうち52名(50%)の職員が1つ以上の資格を有しており、3区分すべての資格を有する職員が12名います。今後、消防本部全体で1区分以上の資格を保有する職員(管理職を除く)の保有率目標を80%に掲げ、高度な知識を有する職員の育成に努めてまいります。

広川町防火防災フェア及び自主防災組織等活性化推進事業
2023-12-04

 令和5年12月2日(土)、広川町で開催された「ひろかわ人権フェスタ」、「図書館冬まつり」、「eスポーツ大会」にあわせて、広川町町民交流センター「いこっと」北側駐車場とその周辺において、自主防災組織等活性化推進事業に基づく自主防災訓練及び広川町防火防災フェアを実施しました。 自主防災組織等活性化推進事業に基づく自主防災訓練では、地域住民、広川消防署、広川町役場及び広川町消防団が参加することで、自助・共助・公助を強化し地域防災力の向上を目的に行ったものです。この訓練は、広川町でマグニチュード7.2の地震が発生したとの想定で実施し、住民避難誘導訓練、消火栓取扱い訓練、火災を想定した消火訓練、避難訓練、避難所設置訓練及び防火・防災講話を実施しました。訓練には子どもから高齢者まで多くの人が参加し、災害が発生した際の対応や自身の身を守る方法等学ぶことができ大変有意義な訓練となりました。 また、広川町防火防災フェアは、緊急車両・救助資機材の展示、梯子車の乗車体験、ロープ登はん体験、廃棄消防ホースを再利用し小物入れを作成するSDGs体験、ホースボーリング、火災を想定した煙体験、VR消火体験、令和5年7月豪雨のスライド展示、可搬式送水装置及び水消火器を使用した放水体験、子ども用防火服・救助服着装体験などを実施しました。大変多くの住民の皆様に来場してもらい、様々な消防体験を通じて、楽しみながら防災について学んでもらえる良い機会となりました。 今後も、地域住民の皆様や関係機関とのこのような訓練を継続して実施し、地域防災力の向上に努めていきます。

令和5年度広川町消防団秋季全団員訓練
2023-11-13

 令和5年11月12日(日)、令和5年度広川町消防団秋季全団員訓練が竜光寺公園、町民交流センター「いこっと」及びその周辺で実施されました。竜光寺公園では消防団のポンプ車3台がそれぞれ水を揚水する元ポンプ、先のポンプ車に送る中ポンプ、更に消防署ポンプ車に水を送る先ポンプとなり、広川消防署のポンプ車に中継する実践形式の中継送水訓練を行いました。町民交流センター「いこっと」及びその周辺では機関員の技術向上を目的に、基本操作を重視したポンプ車での揚水訓練及び消火栓取扱い訓練を行い、女性消防団は最新の応急手当の知識や技術を学ぶための救急訓練及び防災カードゲーム「クロスロード」(阪神・淡路大震災で災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成されたもの)体験と実際に筒先を持ち放水を行う放水体験を行い、災害時の問題点や対応策を学ぶことで町内で行われる防火教室等に活かせる知識と技術を身に付けました。 今回の訓練は、秋季全国火災予防運動期間中での総合的な訓練であり、消防署と地域防災のリーダーである消防団が一致団結し、更なる防災力の向上が図れたものと思います。 これから寒くなるにつれて、暖房器具を使うことが多くなり、空気が乾燥して火災が発生しやすい気象状況になります。一人ひとりが火災予防に努めましょう。