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2022
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09
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八女市消防団立花支団全団員訓練

 9月11日、旧下辺春小学校及びその周辺において令和4年度八女市消防団立花支団全団員訓練が行われ、八女消防署立花分署員が指導にあたりました。

 今年は立花町管内において、7件の火災が発生しており、すでに昨年の件数を上回っている状況です。このことを踏まえ、火災防ぎょを目的とした中継送水訓練が行われました。

 訓練は直前まで参加団員に想定内容を知らせないブラインド方式で行われ、緊張感のある実戦さながらの訓練となりました。

 旧辺春小学校グラウンド内を火点、下を流れる高須田川を水利として始まった訓練では、300mを超える登り坂を団員が協力してホースを延ばし中継送水を行いました。その後もポンプ車や可搬ポンプの位置を変えながら、繰り返し訓練を行い、基本的操作や無線交信要領、支団長を中心とした指揮命令系統の再確認ができ、立花支団の災害対応力及び連携強化を図ることができました。

 また、予防広報部の女性団員は、GPS機能により行方不明者の位置特定及び捜索ができるシステム、通称「ココヘリ」の取扱訓練と応急手当指導マニュアル講習会が行われました。

 ココヘリ取扱訓練では、事前に小型GPSを中継送水訓練に参加する複数の団員に持たせ、予防広報部がその団員を探し当てるという訓練が行われました。発信機は小型GPSまでの距離や方向を指し示すことができ、予防広報部はせわしく動く位置情報に翻弄されながらも小型GPSを所持する全ての団員を特定することができました。

 予防広報部では、既にすべての団員が応急手当普及員の資格を取得していますが、より広く深い応急手当の知識を学び、普及啓発活動に活かしたいと希望し応急手当指導マニュアルを作成しました。今後の応急手当普及啓発活動の更なる飛躍に期待しています。